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おまもりナビ

2025年1月7日 カテゴリー:勉強法お役立ち情報

目的と目標の違い

 あけましておめでとうございます。新年を迎え、新しい年の目標を掲げる人も多いと思います。しかし、この「目標」と「目的」がごちゃごちゃになっている人が多いのも事実です。では、それぞれどう違うのでしょうか。

「目的」:最終的に理想とする到達点、指し遂げようとする目指すべき到達点

「目標」:目的を達成するための指標

これが逆になって理解している人も多いと思います。例えば、「志望校に合格する」ことが目的であるならば、「毎日3時間勉強する」ことが目標となります。つまり最終的に「志望校合格」の目的を達成するために、いくつかの目標を具体的に掲げる、ということです。言い換えると「目的」は、自分のありたい姿であり、それを成し遂げるための目標を掲げ、ありたい姿に行き着くための目印とするもの、と言えます。

そのためには、目標は具体的にする必要があります。特に数値や数量で表すとブレがありません。「毎日単語を100個覚える」「1週間で問題集を10ページ解き進める」などです。さらに目標は一つではなく、いくつかを掲げることで、目的に到達することができます。

しかし、目的を掲げ、そのための目標を設定しても、だんだんと目標が目的化してしまう人がいます。志望校合格の目的のために始めたことが、いつしか単語を覚えることが目的になってしまっている、ということは良くあります。それを防ぐためには、目標を設定したらそれを達成するための数多くある方法から最適な選択肢を選び、これをやろう、という戦略を立てることが大事です。

例えば、先述した「毎日単語を100個覚える」ということを、いつやるのか、どのような方法で行うのか、単語の種類やレベルはどうするのか、ということを決めておくのです。

折角、目的を定め、それに到達するためのステップである目標を掲げたときに、三日坊主にならないように、「その目標は進み具合をチェックできるか」「その目標は的外れではないか」「その目標はいつまでに達成できるか」といった点もあわせて考えておきましょう。

2025年が、みなさんにとって有意義な年になるよう目的に向かって目標を掲げてください。

中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹

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