選択と集中
さなる個別では、「ハンカチ理論」という言葉があります。これは、ハンカチの角を持ち上げると他の角も一緒に持ち上がっていく、という状況を各科目の成績に見立て、一つの科目の成績が上がっていくと他の科目もそれにつられて向上していくことを指します。創業者の佐藤イサク理事長の教えです。そのために、学習を進めていく際には、科目の選択と集中が必要です。
では、どの科目を選択するのが良いでしょうか。ほとんどの保護者の方は、苦手な科目や成績が振るわない科目について受講を考えています。確かにそれもひとつの考え方ではあると思います。しかし、実はそれよりも子どもの得意な科目を徹底的に伸ばし、自信をつけることが成績向上の近道なのです。得意な科目をピカピカに磨き上げることで、子どもはどんどん自分から学習していきます。そして、英語だったら自信がある、数学だったら人には負けない、という科目を確立します。さなるでは、受講の仕方も週に1回の授業ではなく、2回、3回と1科目に集中し、個別指導の授業や、AI学力トレーニング、映像授業などのコンテンツとも組み合わせることで、より効果を上げています。
中学生では、個別指導の授業と、AIが自分のためだけに演習プリントを作成してくれる学力トレーニングの組み合わせが、成績向上に大きな効果を発揮しています。個別指導の授業で単元の内容をインプットし、学力トレーニングで演習を徹底することでアウトプットの力をつけていきます。つまり、「わかる」と「できる」がセットになった学習法です。
高校生は、映像授業を組み合わせ、自分自身の理解度や学校の授業の進度、志望校のレベルなどを考えて学習を進めていきます。映像授業は660以上の講座から生徒に最適なレベルや講座を高等部のEC(エデュケーショナル・カウンセラー)が受講の指導をします。生徒の進め方は、ハイペースでもマイペースでも自由自在に受講することが可能です。
このように得意な科目に自信をつけた後に苦手な科目や他の科目にも手を当てていくことで、苦手な科目も得意科目につられてどんどん成績は向上していきます。それはこれまでの成績向上の生徒実績を見ても明らかです。
反対に、苦手な科目から進めていくと、勉強に対してなかなか前向きにならないことや勉強が続かないことがしばしばあります。確かに成績は上がっていきますが、自信をつける、得意になるというレベルまでは非常に時間がかかってしまいます。
よって、さなる個別では、まず得意な科目にスポットを当て(選択)、授業時間を複数回受講すること(集中)で得意科目をピカピカに磨き上げていき、大きな成果をあげています。
中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹