さなる個別@will CGP - 神奈川県・横浜市の個別指導塾

おまもりナビ

2024年11月1日 カテゴリー:大学受験お役立ち情報

大学推薦入試の合格後

 11月に入り、大学受験の推薦入試の合格が出始めています。総合型選抜、学校推薦型選抜の合格を得られた受験生は、ホッとしているのではないでしょうか。この時期、さなる個別でも推薦合格の嬉しい報告が相次いでいます。高校3年間、評定平均を上げるために必死でがんばってきた成果が報われた喜びは、最高でしょう。

しかし、この時期の心配なことは、推薦合格者で教室を退塾してしまう受験生が多いことです。さなる個別では、推薦入試を受験する高3受験生も必ず一般受験も視野に入れて準備をしています。筆記試験の入試科目については、早い時期から対策をしていきます。なぜなら、推薦入試は必ず合格するわけではないからです。ご存知のように学校推薦型選抜では高校の校内選考で自分よりも評定平均の高い志望者がいれば、推薦合格を勝ち取ることはできません。また、総合型選抜では、書類選考、面接、小論文、場合によってはプレゼンテーションなどが推薦入試にあり、厳しい選考になります。よって、もし合格が得られなかった場合も考え、一般受験の準備も進めていくのです。

推薦入試の合格を勝ち取れば一般入試を受ける必要はないため、受験生や保護者にとって大学入試の授業はもう必要ない、と考えてしまうのは無理はありません。もちろん授業料もかかります。しかし、文系理系それぞれに関係する科目の勉強は、絶対に継続して学習していく必要があります。

理由①:大学では、推薦・一般の合格の種類に関係なく授業が進みます。一般入試で大学入学した人は、2月~3月まで入試問題に必死で取り組んできた受験生です。一般入試を目指す受験生はこれからの時期グッと受験の力をつけていきます。大学の授業についていけない、という学生の割合は、圧倒的に推薦合格者に多いです。

理由②:推薦合格者の中でも学校推薦型で合格した人は、大学進学をした後もしっかりと大学の成績を残さなくてはなりません。理由は、大学側から高校を指定して募集をかけ、学校長の推薦書をもらって入学したからです。つまり出身高校を代表して大学に入学しているのです。その代表生徒が、単位が取れない、留年をしてしまった、ということになれば、最悪の場合翌年からその高校への推薦枠がなくなるということもありえます。

以上のように、推薦合格をした後もしっかりと高校内容のまとめや大学入試レベルの問題を解いていくような学習を継続していく必要があるのです。

中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹

Pocket

ページの先頭へ戻る