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おまもりナビ

2024年10月19日 カテゴリー:生活面

自立と自律

 どちらも良く耳にする言葉です。読みはどちらも同じですが、意味はそれぞれ大きく違います。

自立は、他の人の助けを受けることなく自分自身で行動できること。

自律は、自分が決めたことを自分の意志で行動すること。

「自立」は、一人前になるには絶対に必要な要素です。朝、誰かに起こされずに自分で起きられることや、自分の部屋や机の上を片付けるなどです。誰かの力を頼ることなく、自分のことは自分ですることです。親離れ、子離れというような言葉もありますが、子どもが親をいつまでも頼る、親はいつまでも子どもの世話を焼くということでは、いつまでたっても自立はできません。親は、子どもから頼りにされたりするとついつい世話をしてしまいます。そうなると自分でできて当たり前のことがいつまでたってもできずにいるようになり、独り立ちをする機会を失ってしまいます。

「自律」は、自分自身を律することです。言い換えると自分の気持ちや行動をコントロールできることです。だんだんと成長をしてくると、自分勝手な行動をせずに学校や社会のルールに従うことが大事になってきます。自分自身の甘い判断やわがままな行動に対して、正しい判断や行動が求められます。社会の中では、多くの人と関わっていくために自律することが当然のように求められます。

この自立と自律ですが、なかなかできない子どもたちが多いように感じます。学習には、どちらの要素も必要です。身の回りのことが自分自身だけでできることは、生活していく上で必要不可欠です。勉強しているから、家のことは何もしなくてよい、ということはありません。生徒の成績を見ていると、成績が上位の生徒ほど自分自身のことは自分でできる傾向にあります。また、今日はここまでやろう、スマホやテレビは宿題が終わるまで我慢しよう、と自分で決めたことを最後までやり遂げることは、特に受験生にはできて当たり前、と言っても過言ではありません。

しかし、人間は誰でも楽な方へ流されてしまいます。自分自身をコントロールできる「自律」の精神は、是非意識して鍛えていってください。

中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹

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