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おまもりナビ

2024年9月20日 カテゴリー:勉強法

学習と環境

 これまで勉強をするときには、できるだけ本番に近い環境で行うことが重要である、とお伝えしてきました。具体的には受験会場と同じような空間で行うのがベストですが、近くにはなかなかそのような最適環境がない、という人も多いのではないでしょうか。

高校生に勉強をどこでしているかを聞いてみると、自宅ではあまり集中してできないため家の外でしている、という返答が多いです。家の中だと、衣食住全てが存在する環境であり、兄弟姉妹がいてなかなか賑やかでもあります。時には、親からの「勉強しなさい」などの言葉から逃げたい、というのもあるようです。やはりそうなると定番ですが、図書館が一番良い環境です。静粛な空間でもあり、周囲には読書をする利用者だけでなく、自分自身と同じように勉強に取り組むライバルたちも大勢います。最近の図書館では、建物の造りだけでなく、机やいすの配置に工夫が施されていたり、大和市の「シリウス」という図書館では、カフェも併設されています。そのため、利用者が劇的に増えていると伺っています。

そうなると限られた座席の奪い合いになってきます。開館と同時に席を確保しなければならなかったり、一旦席を外すと席がなくなっていたりしてしまいます。そのような時に勉強場所として多いのが、喫茶店やファストフード店です。飲み物を購入して時々喉を潤しながら勉強に取り組むという人が多くいます。これらの店は、あちこちにあるため気軽に利用しやすいですが、私としては絶対にお勧めしません。理由は、勉強する環境ではないからです。飲食店は、人の出入りも頻繁にあり、周囲にはいろいろなポスター掲示などがあり、集中力を散漫にする環境です。

入試や学校のテストまで限られた時間を使って学習をするときには、集中して取り組める自分の居場所を確保しましょう。近くに図書館などがない場合は、自宅の中を最適な環境にする一つの方法です。机の周囲には余計なものを置かない、壁のポスターなどは入試が終わるまで剝がしておくなど自分自身で工夫しましょう。気が散る場所でダラダラと勉強しても効果は上がりません。

中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹

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