「受験生は、テレビなんか見ていないで勉強しなさい！」と一昔前まではよく言われていたように思います。私も昔小さかった頃、親によく注意されていたことを覚えています。しかし現在に至っては、番組によっては見ておいた方が良いと私自身考えている番組もあります。
例えば、世界遺産を紹介するもの。世界各地の自然遺産や文化遺産を紹介し、特異な地形や自然が形成されてきた経緯なども知ることだけでなく、世界遺産と合わせて地理的な勉強にもなります。文化遺産でもその国の歴史や宗教などが関わったりすることも非常にためになります。
また、地球の自然や動植物を取り上げた番組や、サイエンスや数学を面白く噛み砕いたものなど、見る人に興味や関心を抱いてもらうように工夫された番組も多く存在します。宇宙の仕組みや数学の公式や定理に関するものなど、ただ教科書に書いてあるだけではなかなか頭に入っていかないものをわかりやすく解説を交えながら進めていく番組の構成は、見ていても飽きることがありません。
さらに、意外に役立つのがクイズ番組です。ある時代に特化した問題や、日本地理に関係した問題、人物に関係した話題など、歴史や地理など幅広く楽しみながら知識をインプットできます。私自身もクイズ番組は大好きで、出演者と解答のスピードを競ったりしています（家族からは、煩いと言われていますが）。番組では、日本国内だけでも私自身見たこともないような自然地形や名産などにスポットが当てられていて、正直勉強になっています。
このようにテレビも番組によって、受験や知識を増やす役割になるものが多くあります。気分転換や別角度からの学習と考えて、家族でテレビから学ぶような楽しい機会を週1～2回くらい作っても良いのではないでしょうか。
中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹
