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2024年6月30日 カテゴリー:入試関連勉強法

国語の記述問題の苦手克服法

 生徒のほとんどが国語の問題の中で一番苦手としているのが、「記述問題」です。特に説明文や論説文を苦手とする人が多いです。記述問題のほとんどが、「傍線部」に対するものです。

①傍線の理由を問う問題:「傍線部に書かれていることはなぜですか」「傍線部の理由を答えなさい」というものです。これは答えとなるものは、傍線部よりも後に書かれています。傍線部よりも後の文章から、「~のため」「~から」「~ので」という表現を含む部分を探します。

②傍線が示す指示語を問う問題:「このような」「そのような」という表現で表わしている「この」「その」が示すものは何かを答えるものです。これは指示語の直後の語句と同じような内容を表現している語句を傍線部の直前から探します。例:「このようなチャンスを~」チャンスと同じような内容・表現を直前部分から探す

③傍線部の言い換えを問う問題:傍線部の内容を他の言葉で言い換えているものを答えるものです。これは傍線部の前後に答えがあります。傍線部と同じ形式や内容で書かれているものが答えになります。

次に、小説文の記述問題では「気持ち」が答えになることがほとんどです。「気持ち」には、嬉しく思ったり喜びを表したりする「陽」の気持ちと、悲しく思ったり残念に感じたりする「陰」の気持ちのどちらであるかを読み取りましょう。その後にその気持ちになった理由を本文から探します。その理由は必ず「できごと」が関係しています。そのできごとが原因で気持ちが変化したからです。

また、記述の文末は、「なぜですか。理由を答えなさい。」という設問であれば、「~から。」となります。「どういうことですか。」という設問であれば、「~こと。」のようになります。

このように記述問題のほとんどが文章中に書かれています。それをきまりに従って文章中から探し出すことが出来れば、記述問題の苦手意識が克服でき、国語の得点もどんどん上がっていきます。

中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹

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