新年度が始まり、1月余りが経ちました。これから各中学・高校・大学で学校説明会やオープンキャンパスが本格化します。志望校や受験校を選ぶ際、どの学校が自分に合っているか、どの学校が良いかなど迷われる方が非常に多くなってきます。受験校選びについては保護者より「うちの子にどんな学校がお勧めですか」という相談もよくあります。大切なのは、後悔しないことです。これまで再三述べてきましたが、これが一番のポイントです。
では、後悔しないためにはどのような学校選びをすると良いのでしょうか。
学校ごとに、創立の理念や教育方針、部活や行事に対する考え方など様々です。また、入試の偏差値も大きく関わってきます。様々な特徴のある学校と受験生であるお子さんとのミスマッチを防ぐことが重要です。ミスマッチを防ぐ方法は、ズバリ「学校の通知表を作る」ことです。これまでお子さんは、学校から評価を受ける立場でした。受験に関しては、受験する側から通知表をつけて、わが子に最善の学校を選ぶのです。
その通知表の項目は、「教育理念」や「設備の充実さ」「先生方の様子」「生徒の様子」「部活動」「通いやすさ」「授業料」などなど自由にいろいろな角度から作っていきましょう。そして、候補に挙がっているいくつかの学校を同じ項目で評価し、点数を付けていきます。そうすると、どちらが良いか迷っていた学校が点数ではっきりと優劣がつきます。各項目は5点満点でも10点満点でも良いです。また自分自身でどうしても譲れない重要なポイントは点数を倍にするなどをしても良いでしょう。いずれにしても学校説明会にただ参加しただけでは、なかなか決めきれないこともあります。このように「通知表」をつけると一目瞭然です。さらに説明会やオープンキャンパスも時期を変えて複数回足を運ぶと、また違った角度から新たな気づきがあります。
中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹