さなる個別@will CGPには様々なコンテンツがあり、そのひとつに「読書の力」があります。名作や人気シリーズなど多彩な分野の「良書」を朗読音声を聴きながら読み進めます。読書経験を積み重ねることで、語彙力や理解力、表現力がアップします。しかも、音声が自転車の補助輪のように支えてくれるため、自然に内容の理解が進みます。また、読書の前後に「読書ワーク」に取り組み、語彙や表現の意味を理解していきます。
この語彙を増やしていくことは、以前から述べているように今の子どもたちにはとても必要なことです。文章の中に出てくる言葉の意味がわからないから、文や本を読んでもつまらない、つまらないから本を読まない、というような活字離れの悪循環はどこかで断ち切らねばなりません。良書や名作に出てくる言葉は、それだけでも日本語の貴重な財産でもあります。特に子どもたちが意味がわからない、と言われる分野が2つあります。
1つは、昔からの日本家屋にあるものです。例えば「戸棚」。大人にとってはすぐ思い浮かぶものであっても、現代の洋風のつくりのマンションや戸建てに住む子どもにはピンときません。もう1つは、季節を表す旬の果物や野菜などです。例えば秋を感じさせる果物や野菜、といってもすぐに「柿」「栗」「サツマイモ」などを思い浮かべる子どもは少ないです。今はスーパーに行けば、時期を問わず何でもそろっていて、季節を感じさせるものはとても少なくなってきています。
以上のようなことは、季節を取り上げるニュースや情報番組、昔からの日本家屋などにも興味関心を向けることも重要です。ニュース番組で取り上げた季節の話題やその地方の特徴などは、入試に関連するだけでなく、日本人として豊かな感性を持つためにもとても大切なことだと思います。さらに「読書の力」で良書の力を借りながら、たくさんの語彙を増やしていけば、読解力を高め、文章に対する苦手意識もなくなってきます。今の小学生には、さなる個別@will CGPとして自信をもってお勧めできるコンテンツです。
中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹