神奈川県では、公立高校の入試が終わり、2/28（水）の合格発表待ちです。中学入試も、2/10（土）に公立中高一貫校の合格発表があり、私立中高一貫校と合わせて今月末にかけて入学手続きや制服の採寸などが待っています。
入試が一段落したこの時期から4月の入学式までの期間、受験が終わった子どもたちは、ほっとするだけでなく、今まで我慢してきたゲームや遊びに夢中になります。これまで、志望校合格のために一心不乱に受験に取り組んできたわけですから、自分のしたいことは、是非してもらいたいと思います。しかし、ここで注意しなければならないのが、学習の習慣が「ゼロ」になってしまうことです。
確かに一生懸命、過去問や対策問題集に取り組んできたので、ここで一息、といきたいところです。ただ、一息が2週間も3週間にもならないようにしましょう。入試で入学が決まり、そこをゴールと考えずに、そこから新たなスタートが始まります。勉強はこれで終わりではありません。進学先の学校では、スピードの速い授業や難しい単元が待っています。
新しい学校生活は、新しい友だちや先生、新しい科目や部活動など新しいもの尽くしです。通学のための時間も、今まで以上にかかります。そのため、勉強で重要になってくるのが学習習慣です。前にもお話していますが、学校での授業や定期テストで大事なことは、日々の復習です。毎日の授業を理解定着するため、その日の授業内容の記憶が新しいうちに、しっかりと復習をしておくことがテストでの高得点に繋がります。その際に重要なのが、学習習慣です。毎日机に向かう、一定時間集中する、という習慣ができている人と奏でない人では、大きな差になります。しかも、一旦学習習慣が抜け、楽な方へ流れてしまうと、元に戻すのはなかなか大変です。折角、受験で培った学習習慣を「ゼロ」にしてしまうのは、とてももったいないことです。
中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹
