入試の前日や当日に、忘れ物はないか繰り返しチェックを行います。その際、受験票や防寒グッズなどには目がいきますが、そのほかにも入試会場へ持っていった方が良いものを紹介します。
◆靴下:意外に思われるかもしれませんが、入試の時期は大雪になることもあります。実際に2014年の神奈川県公立高校入試の当日は大雪となり、交通機関も大混乱に陥りました。雨や雪になると靴だけでなく靴下も濡れてしまいます。晴れていても靴の中は意外と蒸れるものです。その湿った靴下をそのまま履いていると、そこから体温が奪われ、風邪をひく原因にもなります。高校入試や中学入試で上履きを持参するような場合でも、上履きは薄い素材でもありますので、余計に足元が寒く感じます。そんなときに替えの靴下に履き替えておけば、バッチリです。
◆鉛筆と携帯鉛筆削り:入試ではシャープペンシルはできるだけ避けましょう。普段から使い慣れているかもしれませんが、鉛筆がお勧めです。シャープペンシルを避ける理由は、芯がつまったり、故障をしたりすることもあります。また、マークシートや文字を書くスピードは鉛筆には勝てません。それだけでなく、シャープペンシルの芯だとマークシートを機械が読み取らない場合もあります。よって、鉛筆を多め(1ダース程度)に持っていく、さらに携帯用の鉛筆削りも持参しましょう。特に休み時間には、周囲の受験生の様子が目に付きます。休み時間は次の試験科目に備えて、気持ちを集中させることが重要です。そのためにも単純作業ではありますが、鉛筆を削ることで周囲に気が散らないようになるだけでなく、鉛筆の木の香りが気持ちを静めてくれます。大学入試は特に休み時間が長いので、要注意です。
当日の入試会場で、持って行くべきものを忘れた!ということのないように、早めに準備をしておきましょう。
中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹