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2023年11月14日 カテゴリー:高校受験お役立ち情報

高校受験の志望校選び

 11月も半ばになり、神奈川県では中学3年生の定期テストが行われます。この11月の定期テストの結果で、高校受験に必要な内申が決定します。神奈川県の公立高校の出願日は、1/24(水)~31(水)の期間です。神奈川県では、その後に1回だけ志願変更をすることができますが、基本的にはそれまでの期間でどの公立高校に出願するのか決めなくてはなりません。

この最終的な志望校選びでの悩みどころが、「上位で合格できる安全圏の高校」を受験するか、「ギリギリ届くかどうかのチャレンジの高校」を受験するか、というものです。安全圏の高校を受ける理由として、合格後も学年上位の位置で余裕を持って高校生活を送り、できれば学校推薦型入試で大学進学を狙いたい、というものが多いです。反対にチャレンジ高校では、学力的に授業についていくのが難しいのではないか、という不安を言う人が多いです。

私としては、まず、自分自身が一番行きたい高校はどこか、ということを第一に置くべきと考えます。それが「チャレンジ高校」であっても良いと思います。もちろん無謀なチャレンジは避けるべきですが、最後の最後まで高い目標は持ち続けるべきです。なぜかというと、高校では学校ごとに教科書が違います。ランクが上がれば、教科書の難易度も上がり、授業のレベルも同時に上がります。それにより、大学の進学率や指定校推薦として大学から来る指定校枠の大学のランクや人数も変わってきます。つまり、上のランクの高校を受けることで、将来の選択肢(大学選び)が広がるということです。さらに、周囲の友人からも多くの刺激を受けるでしょう。勉強をするにあたって、周囲の環境は大きな影響を与えます。

しかし、そこで多くの人が心配しているのが、「上のレベルの高校の授業についていけるのか」ということです。中学3年間で学習する内容と、高校3年間で学習する内容を比較すると、大体「中学3年間:高校3年間=7:93」になります。高校3年間で学習する内容は、中学3年間のおよそ13倍にもなるのです。言い換えると、高校入学後の学習姿勢次第で、高校の成績は大きく変わるのです。

仮にチャレンジ高校にギリギリで合格しても、さなる個別の生徒は、勉強を中断しません。合格後に次の目標に向けて、春休み中には高校内容の予習をどんどん進めていきます。過去の教え子にも、高校合格はほとんど最下位でかろうじて合格した生徒がいました。その生徒は合格後も次の目標を掲げ、合格発表後も学習を続けることで、半年後には学年順位で2位にまでなりました。そして最終的には、高校の指定校推薦の枠を勝ち取り、目標の大学へと進学しました。その生徒がいつも私に言っていたのが、「高校受験のとき、受験校のレベルを下げずに、先生の勧めた通りにチャレンジして良かった」ということです。多くの受験生が「高校合格=ゴール」と考えていますが、勉強にゴールはありません。人は、社会に出てからも勉強を継続しなければなりません。高校入学後の心配をするよりも、一番行きたい高校にチャレンジしましょう!そのチャレンジ精神を応援する人はたくさんいます!

中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹

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