2023年10月17日 カテゴリー:勉強法
勉強はどこまでやればいいか
教室長を長く続けていると、時々生徒から聞かれることがあります。
「どこまで勉強すればいいの?」
残念ながら、その質問の正解はありません。これだけやれば必ず満点が取れる、ここまでやると絶対合格できる、というような保証は当然ありません。なぜなら、テストや入試には、どれだけ勉強を積み重ねてきたかという学力の他に、精神的な影響が多く反映されるからです。どれだけ問題集や参考書を勉強しても、テスト本番で緊張してしまい、思わぬ間違いをしてしまった、という生徒は多くみられます。しかし、だからといって勉強しなくても良い、というわけではありません。
満点や合格には、絶対はありませんが、積み重ねてきた努力や実力は決して無駄にはならないのです。努力の全てがいつも報われるとは限りません。しかし、成功した人は、必ず努力をしています。ただ、どこまでやればその努力が報われるかわからないのが辛いのです。その辛さを乗り越えてこそ、その先に達成感や充実感が待っています。でも多くの人が、その途中で辛さに負けてしまい、努力をやめてしまいます。
辛い中、辛い努力を積み重ねていったからこそ、その後で待っている喜びも大きくなります。成功するか分からない中、心配や不安を抱えながらも自分を信じて努力を継続してきたからこそ得られるものが大きいのです。
これから受験生は、追い込みの時期に入ります。努力することを重ねていった先の栄冠が待っています。最後まで諦めず、この一瞬を無駄にせずに一歩ずつ前進していってください。
中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹