ゴールデンウィークも終わり、中学高校では、最初の中間テストが間もなくやってきます。テストを迎えるにあたり、大事なことは、頭の中に入っている知識や解法を問題に沿って的確にアウトプットできることです。
テスト前によくあるのが、しっかりと覚えたはずなのに、テスト本番では「思い出せなかった」「解けなかった」というものです。これらの原因にあるのが、アウトプットの不足です。以前にもお伝えしましたが、インプット(覚えること)とアウトプット(問題を解くこと)の比率は、3:7です。覚えただけでは、なかなかできるようにはなりません。
つまり、テスト前には十分な演習時間が必要、ということです。テスト直前まで覚えることばかりに集中してしまい、問題を解くことを怠ると、上記のように「覚えたはずなのに、解けなかった(書けなかった)」という結果になってしまいます。少なくとも覚えることは、テスト1週間前には目処をつけましょう。1週間を切ったら、どんどん問題を解き、解きながらあやふやなものをしっかりと覚えなおす、というようにもっていきましょう。
また、アウトプットの良い方法の一つとして、解き方やポイントを人に説明するというやり方があります。人に説明してわかってもらうには、順序だてて説明を行うだけでなく、説明の内容も具体的でなければ、相手はなかなか理解できません。テスト前に友達と、問題出し合ったり、その問題の解説などを相手に説明するようなやり方がありますが、実はこれらのことについては、アウトプットの練習にもなり効果的です。
新学年、初めての定期テストです。良いスタートダッシュができるよう、頑張ってください。
中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹