さなる個別@will CGP - 神奈川県・横浜市の個別指導塾

おまもりナビ

2023年4月25日 カテゴリー:お役立ち情報子育て

茹でガエルの法則

 新学年がスタートしてもう1カ月が経とうとしています。新しいクラスや先生、教科書にも慣れてきた頃と思います。しかし、この「慣れ」に気をつけなければなりません。

物事に慣れてくると、最初の頃の緊張感や不安感などが薄れ、安心感に変わってきます。実はこの安心感が曲者なのです。

「茹でガエルの法則」というものがあります。有名ですので、ご存知の方も多いと思います。「カエルは熱湯の中に入れるとすぐに飛び出すが、水から入れて徐々に温めていくと危険を察知できずに結果茹でられてしまう」というものです。

授業など最初のうちは、初めての緊張感もあり、しっかりと姿勢を正して先生の授業を受けているものですが、だんだん時間が経つにつれて、ノートを取らなくなったり気が緩んでしまうことは良くあります。

物事を始めるときには、誰もが「よし、こうやっていこう」など一生懸命に頑張るのですが、回や時間を重ねるうちに徐々に「このくらいで、まあいいか」などのように気持ちがトーンダウンしてしまいがちです。

世の中でもこれらのことは日常茶飯事に起こっています。市場には様々な商品が出回っていますが、そのシェア争いは非常に熾烈です。売れているヒット商品であっても、パッケージを変えたり、リニューアルを繰り返すことで顧客から飽きられないように努力をしています。

学習にもこれらのことは共通します。始めは高い目標を掲げても、だんだんそれが薄れていってしまう、そんなことにならないようにすることが大事です。例えば、「先週やったことに加えて、今週はこれに挑戦してみよう」「昨日はこのやり方でやったけど、今日は違ったやり方でやってみよう」など、毎日同じことをしていく中でも、ちょっとずつでも変化を加えていくことです。

いつの間にか、茹でガエルのように周囲の変化に気がつかないで、手遅れとならないような意識が必要です。子どもはなかなかそれに気付きません。保護者からだけでなく塾の先生などの力を借りながら、子どもの成長の手助けをしていきましょう。

中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹

Pocket

ページの先頭へ戻る