中学生・高校生の親御さん、子どもの「夜更かし」に悩まされていませんか?
朝なかなか起きられない、学校に行く時間ぎりぎりまで寝ている、といった生活面での相談が多くあります。特に受験生は夜遅くまで勉強することで、朝が弱いということがより強い傾向にあります。
学校だけでなく、中学・高校・大学のそれぞれ入試も午前中からあります。特に中学入試や高校入試は朝早くから受験校に向かいます。そのため、朝が弱い、朝ボーっとしている、という状態では万全の態勢で入試問題に臨むことはできません。では朝型の体質にするにはどのようにしたら良いのでしょうか。
よく「早寝早起き」という言葉が使われます。早起きをするには「早寝」をしよう、という意味で捉えている人が多いと思います。しかし、夜遅くまで起きている人は、いつもより早い時間にはなかなか寝つけないものです。
つまり、早起きをするには、早寝をするよりも「早起き」を優先するのが良いのです。具体的には、いつもより30分早く起きることを1~2週間続け、またさらに30分早く起きる、というように徐々に体内時計を朝型に持っていくと無理なく朝型へ変わっていくことができます。
その時に気をつけたいのが、目が覚めてから起きる、というやり方では上手くいかないということです。よくあるのが、1回目が開いても2度寝をしてしまうという状態がそれです。ではどうするのかというと、起きるのを先にするのです。まず身体を布団から出し、その後徐々に目が覚めていく、という順番です。それでもなかなか目が開かないという人には、身体が起きた後にすぐにカーテンを開けて朝の光を浴びるとうやり方です。眩しさで目もパッチリ開きます。さらに強力なのが、窓も開けて冷たい外の空気を部屋に取り入れることです。大概の人がこれで目が覚めていきます。
私は低血圧なので朝が弱い、という人もいますが、目覚めや目覚めた後の行動にはほとんど関係がないそうです。
一日の始まりの朝、気持ちよくその日一日を過ごせるように是非朝型にしていきましょう。
中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹