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おまもりナビ

2023年3月1日 カテゴリー:中学受験生活面

中学受験の勉強スタート前に身に付けたいこと

 2023年度の中学入試も終了し、集団の中学受験塾では新学年がスタートしています。首都圏では中学受験率が年々増加の傾向ですが、中学受験の学習内容のスタートをする前までに身に付けておいてほしい点が二つあります。細かく言えば他にもいくつかの点があるのですが、まずはこれからお話しする二つがしっかりと具わっている子どもとそうでない子どもでは、中学受験内容の理解や定着に大きな差がついていきます。

①読み書き計算ができていること

当たり前といえば当たり前のことですが、実はこれらのことがきちんとできていない子どもも多く見かけます。文章を読んで「何が書いているか(要約)」「筆者は何を伝えたいか(要点)」が読みとれること。現在までの学年の漢字の読み書きが正しく書けること。四則の計算が正しくできること。文章題や図形問題が途中の過程も含めて正しい答を導き出せること。まずは学校の教科書内容でそれらのことができていれば合格です。

②きちんと机に向かう習慣ができていること

まずは、自分から進んで宿題を済ませることができるかどうかです。一番良いのは、毎日勉強する時間帯を決めてそれを実行することです。よくあるのが、1日1時間と決めて勉強する、というものです。私はこのやり方はあまりお勧めしません。なぜかというと、1時間という時間を学習すれば、それはいつやっても良い、という形になってしまうからです。つまり、子どもの好きな時間に1時間勉強をやれば良い、となると、自分の好きなこと(TVやゲームなど)をダラダラとやって、その後仕方なく机に向かう、ということになってしまいます。そうではなく、○時から△時までを勉強時間、として決めておけば、何をやっていてもその時間には机に向かうことをしなければならないという習慣につながるからです。学校の時間割と同じように、家庭学習の時間も時間帯を決めてやるようにしてください。内容としては、まずは先に述べたように、宿題を親から言われる前に自分から進んでできるようにしていきましょう。最初は親が一緒につきながらでも良いでしょう。ただいつまでも一緒では自立学習になりません。できるだけ早い時期に自分一人で机に向かうようにしていきましょう。自ら机に向かい、自分自身の力で考え解く姿勢は、受験には必須です。

以上の二つの点は、中学受験を考えるご家庭では、小学校4年生までに身に付けたいですね。

中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹

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