中学入試では、受験の前の年に起きたことを時事問題として出題される中学が多くあります。そこで大切なのは、そのできごとを「知っている」だけでなく、どうしてそれが起きたのか、その結果どうなったのか、地理的歴史的関連は、などいろいろな側面から捉えておく必要がある、ということです。さらに、これからの社会で生きていくために今社会で起きていることを自分で捉え考える力、これを中学側が求めている、ということも言えます。

2023年度入試でおさえておくべきニュースです。

①北京冬季オリンピック・パラリンピック：北京の位置や同緯度（北緯40度）に位置する世界の他の主要都市など

②ロシア・ウクライナ問題：それぞれの大統領の顔と名前、ウクライナの場所と首都、ＮＡＴＯ（北大西洋条約機構）との関係、歴史的背景など

③韓国新大統領誕生：ユン・ソギョル大統領、韓国・北朝鮮との歴史的関係（豊臣秀吉の朝鮮出兵他）など

④知床半島での観光船沈没事故：知床半島地理、世界遺産（2005年）、北方四島など

⑤安倍晋三元首相の暗殺事件：これまでの首相・元首相の暗殺事件（伊藤博文、原敬、犬養毅（五・一五事件）、二・二六事件など）、前回の国葬（吉田茂）など

⑥世界人口80億超の見込み、インドが人口世界一位へ：日本の少子化問題、人口減など

⑦エリザベス二世死去：イギリス産業革命、後継者チャールズ３世、イギリスの3人目の女性首相（リズ・トラス）など

⑧鉄道開通150年：1872年におきた出来事（学制、鉄道（新橋～横浜）、富岡製糸場、太陽暦）など

⑨サッカーワールドカップ・カタール大会：地図、首都ドーハ

毎年、この時期に対策用の冊子が出されますが、普段からニュースなどに関心を持ち、家族の中で話し合うことも必要です。

中萬学院　個別指導事業部　加藤寛樹