さなる個別@will CGP - 神奈川県・横浜市の個別指導塾

おまもりナビ

2022年5月10日 カテゴリー:お役立ち情報

正しい言葉の難しさ

 毎日子どもたちと言葉や会話を交わしていると、「?」と思うことが多々あります。一番は、語彙の少なさと間違った言葉の使い方です。

日本語は、ご存知の通り世界の言語の中で非常に難しいものの一つに数えられます。例えば、自分自身のことを英語では「I」のみで表現しますが、日本語ですと「私」「僕」「俺」「予」「朕」・・・など数多く存在します。これは、日本語がその場の状況や会話の流れの中での自分自身の立場を表したり、身分なども含めて表現をしたりしていることが、より外国の方には難しく感じる様です。

今回は、本来の意味とは間違って使われているものを紹介します。カッコ内は間違って使われている率です。

◆途切れがちの会話などを上手くつなぐことができないこと(68.3%)

 ×間が持たない  ○間が持てない

◆激しい語気の声を出すこと(63.9%)

 ×声を荒げる(あらげる)  ○声を荒らげる(あららげる)

◆相手のすきをついて失敗させること(61.3%)

 ×足元をすくう  ○足をすくう

◆陣頭に立って指揮をすること(58.3%)

 ×采配をふるう  ○采配をふる

◆激しく怒ること(54.3%)

 ×怒り心頭に達する  ○怒り心頭に発する

◆実力があって堂々としていること(52.0%)

 ×押しも押されぬ  ○押しも押されもせぬ

◆病気で高熱のためにうわごとを言うこと(51.8%)

 ×熱にうなされる  ○熱に浮かされる

◆最高に優れていると思っても、さらに優れたものがあること(51.1%)

 ×上には上がいる  ○上には上がある

◆相手を喜ばせるような振る舞いをすること(49.3%)

 ×愛想をふりまく  ○愛嬌をふりまく

◆欲しいものを得ようとして働きかけること(40.5%)

 ×食指をのばす  ○触手をのばす

いかがでしたか?普段から間違いに気づかずに使っている言葉も多くあるのではないでしょうか。ただ、新しい言葉や語彙を増やしていくためには、失敗を恐れずに普段から使ってみることも大切です。

中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹

Pocket

ページの先頭へ戻る