そろそろ新しい学校や学年・クラスにも慣れてきた頃です。ＣＧパーソナルでは毎年、複数回の保護者面談を行っています。その際には、必ず家での様子を伺うようにしています。私たちは、子供たちの塾での様子はわかりますが、それ以外の場所での様子はほとんどわかりません。特に家で過ごしている時間（最も子供の素の様子が出る時間）をどのようにしているかが、実は非常に重要なのです。
以前にもご紹介しましたが、テストのケアレスミスは普段の生活と非常に密接な関係にあります。
整理：いるものといらないものに分け、いらないものは即刻捨てること
整頓：いつでも誰でもすぐに取り出せるように収納しておくこと
このことが、学習にも大きな影響を与えます。そのためにも是非家庭でお子様にやって欲しいことが「掃除」です。
家の掃除は母親がやるもの、と思っている子供たちが非常に多いです。しかし、少なくとも自分の使う範囲の箇所は、自分で掃除をして欲しいと思います。その中で一番掃除して欲しい箇所が「トイレ」です。なぜ、「トイレ」なのでしょうか。恐らく、子供たちは掃除をするのを一番嫌がる所だと思います。だからこそ、トイレ掃除をやっていただきたいのです。
例えばご家族でレストランやショッピングに行かれた時にトイレを使用すると思いますが、そのトイレが汚かったらどうでしょうか。また、お客様を自宅に招く時、いつもより念入りに掃除をするのがトイレではないでしょうか。つまり、トイレを使ってもらう側の人たちに気持ち良く使用して欲しいからしっかりとトイレ掃除を行うと思います。その相手を思いやる気持ちを持って欲しいこと、さらに綺麗になったことで、自分の心も洗われるような気持ちを実感して欲しいからこそ、トイレ掃除なのです。また、自分が掃除しているとすぐに汚れにも気づくようになります。このことで細部まで目が行き届くようになり、テストなどでも答のポイントや間違いにも気づくようになります。
私達ＣＧパーソナルの室長も、毎日出勤後一番にやる事が掃除です。特にトイレは念入りに行います。ＣＧパーソナルでは月１回、「クリーンアップデー」を設け、エアコンのフィルターや、換気扇、傘立てなど普段できない箇所の掃除を行っています。教室を子供たちに気持ち良く使って学習して欲しい、こんな気持ちで我々は日々の掃除を大切にしています。さらに掃除をすることで、子供たちの小さな変化にも気づいたりできます。
トイレ掃除がちょっとハードルが高い、という方は、まずは自分の部屋や玄関などから始めてみるのも良いと思います。
そこで大事なのは、最初は下手で汚れが残っていても、「ありがとう、きれいになったね」の言葉がけをしていただきたいのです。普段掃除をしているお母様方からすると、全然ダメ、というレベルかもしれません。でも、お子様は掃除の初心者です。まずは、掃除をしたことを認めてあげていただいきたいのです。
掃除をすることで気持ちもスッキリし、勉強も捗るだけでなく、お母様方の家事も助かる、一石二鳥です。まずは、新学期の新しいことの取組みとして、掃除を取り入れてみてはいかがでしょうか。
中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹
