大学入試も終盤戦です。大学入試では、今や推薦入試の受験者数が一般入試を上回るのが当然となっています。総合型選抜に代表される「面接」の選考についてお話ししたいと思います。
「面接」の難しいところは、これが正解、というものがないことです。つまり、面接の答が「〇」「×」でつくのではないため、面接で聞かれるような質問に対する自分のより良い答を予め用意しておく必要があります。
では、面接の選考ではどのような質問がされるのでしょうか。
大別すると、
①志望理由に関すること
・大学、学部、学科を志望した理由やそのきっかけ
・大学の建学の精神、教育理念、アドミッションポリシーについて
・オープンキャンパス(WEB説明会含む)について
・大学で学びたいこと、取りたい資格や受けたい授業、ゼミ、研究室
②将来のこと
・将来の夢や目標、職業
・社会でどのように貢献するのか
・将来の夢や目標に対する具体的な質問(やりがい、大変な所、必要な資質等)
③高校生活について
・学習面で取り組んだこと(得意科目、苦手科目、テスト勉強など)
・学習活動以外で取り組んだこと(部活、委員会、ボランティア、習い事等)
・通っている高校はどんな高校か
④自分自身のことやその他
・長所短所
・時事問題(学部や学科に関連するニュース等)
・好きな言葉や座右の銘
以上が代表的な質問ですが、この他にも大学や学部によって様々な質問が出されます。意表を突くようなものもあれば、質問の答えに対する具体的なことを求めるものまでいろいろです。
細かい質問についてはさておき、上記のような主なものについては、予め自分の答えを準備しておく必要があります。その準備の仕方や面接対策については、次回でお話しします。
中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹