神奈川県の公立高校入試が終了し、大学入試も後半戦に突入しました。
どの入試も英語の得点力がカギになります。今回は、簡単に英語の学習方法について触れたいと思います。特に生徒から質問が多かったものについて取り上げました。
①単語の覚え方
英語は、単語の数で決まるといっても過言ではありません。しかし、英語の勉強でいつも筆頭にあげられるのも単語の覚え方で苦労しているという人が非常に多いです。単語がなかなか覚えられない人に限って、単語を10回、20回と書いて練習していることが多いです。この単語の意味は〇〇、というように機械的に覚えようとしてもなかなか難しいでしょう。
◆単語は、文章で覚える
単語の意味を丸暗記しようとしても、人間は意味がないことについてはなかなか頭に入ってきません。わかりやすい例で言うと、歴史の年号を語呂合わせで覚えると記憶に残りやすい、というものです。つまり、英語も単語のみで覚えようとするのではなく、その単語を使った例文で覚える様にするのがベストです。単語帳にも必ず例文が載っています。
②熟語の覚え方
◆熟語は、直訳で覚える
熟語は、意訳をする前に直訳をすると頭に入ります。
<例> 英語 直訳 意訳
look after~ ⇒ 「~の後を見る」 ⇒ 「~の世話をする」
pick up ~ ⇒ 「~を拾い上げる」⇒ 「~を車で迎えに行く」
look into~ ⇒ 「~の中を見る」 ⇒ 「~を調べる」
③長文読解法
◆段落の最初に、作者の主張や結論がくる
段落の意味をとらえるならば、その段落の最初の文に注目します。その後の文からは、その段落の説明が書いてあります。
◆文章の論理的な展開を読む
★逆説関係:but , yet , and yet , however , nevertheiess など
★因果関係:so , as a resuit , because of this など
★対比関係:on the other hand , in contrast など
★追加関係:aiso , besides , moreover など
★抽具関係:for exampie , foe instance など
以上の様に、単語をしっかりと例文を利用して覚えこみ、長文の段落構成をつかんでいくことで、英語の長文読解は理解が進んでいきます。
但し、英語は他の科目よりも成績向上には時間がかかる、という特徴もあります。毎日英語に触れること、日々練習を繰り返すことは言うまでもありません。
中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹