4回シリーズでお伝えしてきた最後の回も、時間に関することです。
◆ポイント④:キッチンタイマーを使って効率的に勉強する
CGパーソナルの授業では、必ず講師がストップウオッチを使います。どのようにするかというと、問題を解く際に制限時間を設け、ストップウオッチで時間を計ります。つまり、タイムプレッシャーを普段からかけることで、本番のテストで「時間が足りなかった」「最後まで解き終わらなかった」という残念なことにならないようにするのが目的です。言い換えると本番に強い生徒を育てる、と言ってもいいのではないでしょうか。
家庭学習でも全く同じことすることが必要です。宿題や問題を解く時に、小さなくくりで構いませんので、「問1を5分以内で解こう」というように制限時間を決めて、キッチンタイマーをセットして問題を解き始めます。実際に解き終わった時に、制限時間内の4分で解き終わることもあれば、6分位かかってしまうこともあるでしょう。それで構わないのです。「ああ、自分はこのレベルのこの量の問題は、○分位必要なんだ」という感覚をつけることが重要なのです。
先日もお伝えした中に、学校教科書やテストが多くなったり、難しくなっている、ということを取り上げました。ということは、ますますテスト時間が足りない、最後まで解ききることができない、といったことが多く発生してしまうのです。これに対応するには、自分自身をレベルアップ・スピードアップする必要があります。CGパーソナルの授業時だけスピードを鍛えるのではなく、普段からキッチンタイマーを使う習慣をつけましょう。
これが習慣になると、テスト本番で問題が配布された時にも落ち着いて、問1は3分、問3は5分・・・といったように時間の目安がつくようになります。さらに、前回述べたように50分サイクルの勉強時間でふだんからべんきょうしていると、時計をチラチラ見なくても、「残り時間10分位」など時間感覚がでてきて、落ち着いて解くことができます。このように、キッチンタイマーを使って勉強していると、
メリット①:ケアレスミスが減る
メリット②:普段の勉強時間が短縮できる
というように、いいことづくめになります。特にメリット②のように、同じことをやるのに、時間が短くて済めば、残った時間を自分の好きなことやりたいことに回すことができます。ただし、順番が大事です。
まず、やるべきこと(今日の宿題、今日の復習など)を終えてから、残った時間を自由に使いましょう。見たいテレビがあればビデオに撮って、勉強を終えてスッキリしてから見るようにしましょう。ビデオに撮ってあれば、CMなども飛ばすことができ、またまた時間短縮ができます。
キッチンタイマーも今では100円ショップでも売っています。 勉強するときには、常にキッチンタイマーを使いながら時間を意識する習慣をつけてください。
以上、4回に渡ってお伝えしてきました「定期テストで高得点のために」ですが、いかがでしたか?少しでもみなさんの充実した学校生活や、成績向上・志望校合格のためにお役にたてればと思います。
中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹