2021年7月15日 カテゴリー:勉強法
暗記のコツ
勉強は、「覚えること(暗記)」と言っても過言ではないと思います。
しかし、そうは言うもののなかなか覚えられなかったり、覚えてもすぐに忘れてしまったりしてしまうのではないでしょうか。そんな方が非常に多いのではないでしょうか。
暗記のコツは、ズバリ「皿回し」!
新しいことを覚えることだけやるのではなく、以前に覚えたことのメンテナンスを怠らないようにすることが大切です。「皿回し」とは、みなさんも見たことがあると思いますが、一つ目の皿を回し、二つ目を回し、三つ目、四つ目・・・そして一つ目の皿がぐらついているのをもう一度回し、同じように二つ目のぐらついた皿をもう一度回して・・・というようにこれを繰り返すことで全ての皿が回り続けます。
勉強も同じように、新しいものを覚えることだけに集中するのではなく、前にやったものを覚えているかチェックすることが重要です。一度覚えたことをチェックするのにはそれほど時間はかかりません。一説によると、覚えた1時間後には、そのうちの56%しか覚えていない、というデータもあります。暗記は、とにかく反復・繰り返しです。
また、覚えるときもただ目で読むだけ、というのは非常に効率が悪いです。覚えるには、目で読みながら(視覚)、声に出しながら(音読)、耳で確認しながら(聴覚)、ノートに書く(アウトプット)というように、いろいろな感覚を使いながら行うことで、効率良く覚えることができます。実際のテストでは、覚えていても、答案に書く事が出来なければ「○」はもらえません。
オフェンス(攻撃=新しいことを覚える)をしながら、ディフェンス(防御=覚えたことを維持する)する「皿回し暗記術」が一番効果的です。
中萬学院 個別指導事業部 加藤寛樹