共通選抜志願競争率は1.22倍(昨年1.20倍)、募集人員未達は36校
2月1日(月)に募集が締め切られた県内公立高校の志願状況が公表されました。全日制高校においては、共通選抜の募集人員43,750名(昨年比450名増/1.0%増 ※連携募集含む)に対し、志願者数は53,284名(昨年比1,108名増/2.1%増)、平均競争率は1.22倍(昨年1.20倍)となりました。
今春の公立中学卒業予定者数は昨年より600名程度の増加が見込まれますが、全日制公立高校志願者は卒業予定者の増加数からさらに500名程度多くなっています。これは定時制・通信制の共通選抜志願者数が計380名程度減少しているためであり、全日制高校への人気の高まりが伺えます。
一方、高校ごとの志願状況を見ると募集人員に満たなかった高校が36校もあり、学校ごとに応募状況に大きな違いが出ていることが分かります。
学力向上進学重点校エントリー17校の平均倍率1.52倍
以下の表は、県立高校改革実施計画で発表された学力向上進学重点校エントリー校17校の志願状況をまとめたものです。17校の平均競争率は1.52倍で、全日制全体の平均競争率1.22倍と比べかなり高い倍率です。 高校別に見ると昨年度と同じく横浜翠嵐高校が2倍超、次いで希望ヶ丘高校・大和高校の3校が志願倍率トップ3、特に希望ヶ丘高校は昨年同時期から0.6ポイント上昇(志願者数189名増)しています。
〔表〕2016年度公立高校入試志願状況(2月1日) 学力向上進学重点校エントリー校抜粋
※増減は2016年度と2015年度との比較
志願変更の動きに注目
今後2月4日(木)、5日(金)、8日(月)の3日間で志願変更の受け付けが行われます。募集人員に満たなかった36校や倍率の高い学力向上進学重点校エントリー校での志願者の動きなど、今後の各高校の倍率の変化にも注目です。
志願変更期間まで悩む受験生も多くいることでしょう。保護者や先生に相談するのはもちろんですが、最後は受験生自身で結論を出すことが大切です。「主体的な高校選択」をすることで悔いのない高校受験となることでしょう。それは高校受験を乗り越えた多くの先輩たちの実感でもあります。 全受験生の健闘をお祈りしています。