県内公立中学校卒業予定者数増1,600名弱に対し全日制募集定員は1,200人増
神奈川県教育委員会は10月25日(金)、2014(平成26)年度公立高校の募集定員を発表しました。2014年3月の県内中学校卒業予定者数は70,467名。2013年度68,875名から1,592名の増加となります(※1)。これに対し、2013年度全日制公立高校の当初募集定員総数(特別募集を除く)は43,959名で2013年度42,759名から1,200名増加しています。その年の公立高校の募集定員は、地域の生徒数の増減やこれまでの志願動向等を考慮した上で、神奈川県公私立高等学校協議会の議論を経て決定となります。協議の結果、2014年度の公立高校入学定員の目標は前年度から1,200名増で合意し、それに基づく形で今回の定員が発表されました。2014年度募集が行われるのは昨年同様153校(県立139校・市立14校)です。なお、定時制は2013年度と同じ校数と定員(募集実施29校、計3,335人)、通信制2校は昨年度から20名多い計1,520人で募集が行われます。
〔表1〕は『学校基本調査』の結果をもとに公立中学3年生の生徒数について、神奈川県を17の地区(※2)に分け、前年度生徒数との増減を比較したものです。2014年度は13の地区で生徒数が昨年よりも増えていて、うち4地区では200名超の増加となっています。減少の4地区はいずれも100名以内の減少です。〔表2〕は〔表1〕に募集定員が1学級分以上増または減の対象となる高校を加えました。2014年度募集を行う県内全日制高校153校のうち、昨年度から1学級分以上定員の増減があるのは33校、内訳は増加が28校、減少が5校です。
減少する5校とは別に、市立戸塚と市立横浜商業で定員の変更がありますが、両校とも新コース・学科開設(市立戸塚は音楽コース、市立横浜商業はスポーツマネジメント科)に伴うもので、既存の学科の募集定員から1学級分が新コース・学科に充当されます。県立の学力向上進学重点校では横浜翠嵐をはじめ6校で1学級分増加、18校全体の募集定員は2013年度から251名増となります。
最後に選抜日程についてお伝えします。2014年度は共通選抜の出願期間が1月末に前倒しとなり、これによって志願変更までの検討期間が2013年度の1日のみから4日間に延長されました。志願状況公表から志願変更受付までの期間が長くなることで、受験生はより第一志望にこだわった最終検討ができるため大きな変更点と言えます。入試まで残り3カ月余り。最後まであきらめずに全力を出し切り、受験生の皆さんにとって悔いのない受験となるよう応援しています。
公立高校 共通選抜の日程
1月 | 2月 | |||||||||||||||||||||||
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2 0 1 4 年 度 |
29 | 30 | 31 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
募集 | 募集 | 募集 | 応募状況公 表 | 志願変更 | 志願変更 | 志願変更 | 私立一般入試開始 | → | → | → | 学力検査等 | 面接+特色検査 | 面接 | 面接 | ||||||||||
2 0 1 3 年 度 |
29 | 30 | 31 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
募集 | 募集 | 募集 | 応募状況公 表 | 志願変更 | 志願変更 | 私立一般入試開始 | → | → | → | 学力検査等 | 面接+特色検査 | 面接 | 面接 |
※1) ここでの卒業予定者数は同時期比較をするため、2013年5月・2012年5月『学校基本調査』の当該学年の生徒数に基づきます。神奈川県教育委員会の発表では2013年3月の卒業予定者数を10月時点の70,491名、2012年度を確定卒業者数の68,969名としているため、卒業予定者増加数は1,522名となります。
※2) 旧学区で分割。ただし、旧相模原南部と旧相模原北部・津久井は1つとしています。